海外FXは【ハイレバレッジで危険】はウソ?/ 初心者向けに解説

海外FXの大きな魅力の一つがハイレバレッジ。

規制のある日本だとレバレッジ は最大25倍ですね。

一方、海外にはそのような規制がないため、一般的には数百倍のレバレッジでトレードできます。

 

たまに「海外FXはハイレバレッジで危険」という表現をみかけたりしませんか?

わたしは、このような表現をみかけるたびに「ちょっと違うくない?」と感じてしまいます。

 

そこでこの記事では、初心者の方へ向けてつぎの3つのテーマをメインにおはなしします。

  • なぜ「海外FX=ハイレバ=危険」といわれるの?
  • レバレッジ と証拠金の関係とは?
  • ハイレバのメリット・デメリットは何か?

では、さっそく「本当に危険なの?」というところから見ていきましょう!

「ハイレバレッジで危険」となる理由

どうやら「海外FX業者はハイレバレッジだから危険だ」と思っている人がいるようです。

 

でも、レバレッジって「最大25倍」(国内FX)とか「最大888倍」(XMの場合)とか書いてありますよね?

それって「MAXで」25倍、888倍ってことです。

「そんなにレバレッジをかけたくない」という方は、国内FXだろうが海外FXだろうが10倍でもできますし、5倍、2倍でもできます。

ちなみに、「FX=レバレッジ 」みたいなイメージがありますが、じつはレバレッジなし(1倍)でもFXができるんです。高額な手数料をとられる外貨預金なんかよりもずっとお得、という理由でこのような運用をしている人もいるくらい。
もちろん、海外FXでもレバレッジ 1倍でトレードできます。

 

要するに、実際のレバレッジは業者が決めるのではなく、トレーダー本人が自分で決める(調整する)ものなのです。

「海外FX=ハイレバでトレード」という誤ったイメージや解釈が、「海外FXはハイレバレッジで危険」となってしまう理由です。

レバレッジはロットで調整。証拠金維持率もチェック!

まずはロットで調整しよう

ロットとは、取引する通貨の量をあらわす単位です。
業者によってちがったりしますが、一般的には1ロット=1万通貨となっています(海外業者の場合は1ロット=10万通貨が一般的)。
たとえば、米ドル/円で1ロットの買いポジションを持つといった場合、1万通貨分のドル、つまり1万ドルを買うことを意味します。

レバレッジは業者が決めるのではなく自分で決める(調整する)もの。

 

では、「実際どうするの?」ということですが、
答えとしては、ポジションの大きさ(ロット、取引額)で調整します。

 

単純(抽象的)な例ですが、
10の証拠金で100の取引額を運用すると、10倍のレバレッジで取引していることになります。

10の証拠金で250の取引額を運用すると、レバレッジは25倍です。

同じく10の証拠金で8880の取引額を運用すると、レバレッジは888倍ということになります。

 

つまり、「取引額(取引したいお金)が、証拠金(FX業者に預けているお金)の何倍なのか?」を意識することでレバレッジを調整することができます(正確には有効証拠金なのですが、それについては後述します)。

 

たとえば、証拠金が10でレバレッジを低く抑えたいからレバレッジは3倍にするとします。

この場合の取引額は30になります。

10(証拠金)×3(レバレッジ)=30(取引額)

 

逆に、証拠金10に対して、ハイレバレッジで200倍のトレードをしたいと考えるならば、取引額は2000ですね。

10(証拠金)×200(レバレッジ)=2000(取引額)

 

このように、レバレッジは自分の資金(証拠金)と取引額(ロット)で決まります。

つまり、ポジションの大きさを調整(ポジションサイジング)しながら自分自身で決めることができるのです。

 

「レバレッジ(最大)888倍の業者では自動的に888倍のトレードになる、だから危険」なんてことではありません。

 

むしろ、最大888倍の業者の方が最大25倍の業者よりもレバレッジを調整できる幅(自由度)が広くなる分、資金管理を徹底しているトレーダーにとってはのぞましいともいえます。

 

経験を積んでいくうちに、自信があるときは大きめのロットでエントリー、微妙なときは小さめのロットでエントリー、というようにその場その場でポジションサイジングができるようになるでしょう。

証拠金維持率もチェックしよう

 

つぎに注意したいのが、証拠金維持率。

 

相場が常に変動するのにともない、じぶんの資金(有効証拠金)も増えたり減ったりしていきます。

有効証拠金とは、預けた証拠金に評価損益(取引中でまだ確定していない利益や損失)をくわえたものです。
取引中に利益が出ていればその分増えますし、逆に損失が出ていればその分有効証拠金も減ります。

 

「じぶんは今、資金的にどのくらい余裕をもってトレードしているのか?」を把握するときに見るのが証拠金維持率です。
証拠金維持率は、「(有効証拠金÷必要証拠金)×100」であらわされます。
証拠金維持率が一定レベルまで下がると、マージンコール(追加証拠金の請求)や強制ロスカットなどがなされます。

必要証拠金とは、ある取引額の運用をするときに最低限必要となる有効証拠金のことです。
必要証拠金は、為替レートの変動によって増減しますので注意が必要です。

レバレッジ25倍で、レートが1ドル=100円のときに1万通貨の取引をする場合の必要証拠金は、4万円になります。

100円×1万(通貨/ドル)÷25(レバレッジ)=4万円(必要証拠金)
レバレッジが高ければ高いほど必要証拠金も少なくなります。

たとえば、レバレッジを250倍にすると次のようになります。
100円×1万(通貨/ドル)÷250(レバレッジ)=4,000円(必要証拠金)

 

さて、証拠金維持率の話に戻ります。

たとえば、有効証拠金が200で必要証拠金が100だとすると、証拠金維持率は200%となります。

200(有効証拠金)÷100(必要証拠金)×100=200(%)

 

有効証拠金が増えれば証拠金維持率が高くなり、逆に減ると証拠金維持率も低くなります。

証拠金維持率が高いほど安全な取引となりますし、証拠金維持率が低いと危険な取引といえます。

ここで注意したいのが、取引中の損失(含み損)が膨らんで有効証拠金が減ってくると、実質的にはレバレッジの高いトレードになってくるという点です。

 

たとえば、10の証拠金で100の取引額を運用しはじめたとします。

レバレッジは10倍ですね。

 

その後、含み損が膨らんで有効証拠金が5に減ってしまいました。

そうなると、実質的なレバレッジは20倍になってしまいます。

100(取引額)÷5(有効証拠金)=20(レバレッジ)

 

レバレッジが10倍から20倍になったということは、それだけトレードの安全性が低下したことになります。

 

逆に、含み益が出て有効証拠金が増えれば、その分実質的なレバレッジは低下しますので、トレードの安全性もそれだけ高まることになります。

 

上の例でいうと、含み益が出て有効証拠金が20になったとすると、実質的なレバレッジは5倍になります。

100(取引額)÷20(有効証拠金)=5(レバレッジ)
このように、評価損益の増減で有効証拠金が変動することによって、実質的なレバレッジも高くなったり低くなったりします。

 

有効証拠金の変動は、証拠金維持率にも影響します。

証拠金維持率 =(有効証拠金÷必要証拠金)×100

 

したがって、証拠金維持率がはじめよりも低くなってきたら、実質的なレバレッジが高くなってきている(トレードの安全性が低下している)と意識する必要がありますね。

 

それでは、つぎに「ハイレバレッジ にはどんなメリットがあるの?」という点についてみていきましょう!

ハイレバレッジのメリット

より少ない証拠金でトレードできる

 

たとえば、米ドル/円の通貨ペアでトレードするとして、1ドル=100円とします。

1万通貨(1ロット)の買いポジションを持つとしましょう。

 

初心者の方はなかなかイメージが湧かないかもしれませんが、とりあえず1ドル=100円のレートで1万ドル分の両替をすると想像してみてください(実際は両替とは違いますが)。

 

この時必要となるお金は、レバレッジなし(1倍)だと100万円です。

100円×1万(通貨/ドル)=100万円

さきほど、「必要証拠金」のところで説明しましたが、もう一度例を挙げて説明しますね。

 

たとえば、つぎのような二人がいるとしましょう。

  • 【Aさん】国内業者(レバレッジ最大25倍)を利用
  • 【Bさん】海外業者(レバレッジ最大250倍のところ)を利用

 

ふたりともレバレッジMAXで1ロット(1万通貨)の取引をしようと思っています。

1ロット(1万ドル=100万円)の取引をするのに、証拠金はそれぞれいくら必要でしょうか?

 

答えは下のとおり。

  • 【Aさん】100万円÷25(レバレッジ)=4万円
  • 【Bさん】100万円÷250(レバレッジ)=4,000円

 

おなじ1ロットの取引でも、必要となるお金(必要証拠金)がこんなに違ってきます。

ハイレバレッジのBさんは、Aさんの10分の1のお金で同じ通貨量の取引ができるのです。

資金効率がよくなる

 

さて、上の例についてちょっと見方を変えて見ましょう。

1ロット(1万ドル=100万円)の運用に必要な証拠金は、AさんとBさんとで違っていましたね。

 

仮に、1ロット4,000円で済んだBさんが、Aさんと同じように4万円すべて運用したいと思ったとします。

すると、1ロット4,000円ですから4万円だと10倍の10ロットで取引ができるようになります。

おなじ4万円の投資でAさんは1ロット、Bさんは10ロットの運用が可能となるのです。

 

1ロットの買いポジションを保有しているAさんとBさんですが、その後1ドル=101円になりました。

すると、つぎのようになります。

  • 【Aさん】の資金(有効証拠金)は、101万円。
    101円×1万(ドル)=101万円(1万円の利益)→100万円+1万円=101万円
  • 【Bさん】の資金(有効証拠金)は、110万円。
    101円×10万(ドル)=10,100,000円(10万円の利益)→100万円+10万円=110万円
ふたりともおなじ4万円の投資額なのに、AさんとBさんの利益が10倍ちがっていますね。

 

このふたりが、増えた資金のすべてを再投資してまた同じトレードをして同じように利益を上げていくとしましょう。

 

AさんとBさんの資金の差はどんどんと広がっていきます。

つまり、BさんのほうがAさんよりも、はるかに資金効率のよい運用をしていることになります。

 

このようにハイレバレッジを利用することで、少額からでも効率よく資金を増やしていくことが可能になるのです。

(注意:ただし、Bさんの方がAさんよりも損した時の額が大きくなってしまいます)

 

資産形成にかかる時間を短縮できる

資金効率が高まるということは、どういうことでしょうか?

要するに、つぎのようなことです。

 

資金効率が高まると、同じ資金で同じトレードをして同じ利益(pips)を積み重ねていった場合、同じ目標金額(たとえば1億円?)を設定したとしても、より短期に目標が達成できることになります。

 

上の例でいうとレバレッジ250倍のBさんの方が、25倍のBさんよりもずっと早く目標を達成できます。

(注意:もちろんトレードがうまくいけばの話ですが......)

ハイレバレッジのデメリット(注意点)

一瞬で資金を吹き飛ばすこともある

 

これまでお話ししてきたことだけみると、「ハイレバレッジでトレードすれば短期間に簡単に大儲けできる」と考えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

 

もちろん、ハイレバレッジのトレードで短期間のうちに億単位のお金を稼いだ人も実際にいることでしょう(少なくともネット上ではそのような例が散見されますね)。

ただ、ハイレバレッジで取引するということは、相場が予測通りになればたしかに大きく稼げますが、逆に予想と反した展開になった場合は大きな損失を被ることにもなります(上の例でいうと、【Aさん】よりも【Bさん】の方が破産しやすい)。

 

初心者の方がいきなりハイレバレッジで取引をすると、ちょっとした値動きで預けた証拠金を一気に失ってしまう可能性が非常に高いです。

 

上の例の【Bさん】は4万円の証拠金に250倍(!)というハイレバレッジをかけて10ロット(10万通貨)の取引をしています。

10万通貨ということは、1円の変動で「10万円の利益になるか10万円の損失になるか」の世界です。

 

通貨ペアや相場の状況にもよりますが、1円は普通に一日で動きます。

 

【Bさん】がFX業者に預けているお金(証拠金)はたったの4万円です。

ということは、相場が急激に変動してレートが40銭、いきなり予測と反対方向に動けば【Bさん】は一瞬ですべての証拠金を失うことになります。

 

通常は有効証拠金が一定レベルまで減ると、マージンコールといって「証拠金を追加してください」という知らせが来ます。

しかし、急な値動きで証拠金の追加が間に合わず、さらに有効証拠金が一定レベルまで減ってしまうと、強制ロスカット(強制的にすべてのポジションを決済)されてしまいます。

 

4万円ならまだ傷は浅いといえるかもしれませんが、数十万とか数百万とかを一瞬で失ったらショックじゃないですか?

「どうせゼロカットシステムがあるから」という気持ちで運任せなトレードをしがちになる

 

国内FXではレバレッジ規制があるため、ハイレバレッジの業者となると必然的に海外のFX業者を利用することになります。

 

海外の業者の多くは、「ゼロカットシステム」というものを採用しています。

ゼロカットシステムとは、相場の急激な変動で顧客の有効証拠金がマイナス(借金状態)になったとしても、そのマイナス分は請求せず、取引口座残高をゼロにリセットするにとどめるシステムです。
このゼロカットシステムのおかげで、仮に取引口座残高がマイナスになったとしても【追証】(この場合、マイナス分の支払い請求=借金)は発生しません。

 

これをいいことに(?)、失ってもさほど痛くない程度の少額の資金を入金して、思いっきりハイレバレッジの取引を行い、「当たれば大儲け、はずれたらちょっと残念(だけど別にそこまで痛くはないし、仮にマイナス残高になっても追証なしだからゼロになるだけ)」という運任せ的要素の強いトレードに関心をもったりもするかもしれません。

 

運任せ的要素が強くなると、「当たった、はずれた」の感覚が通常のトレードよりも倍増します。

 

この場合、資金管理をしっかりしないと、ズルズルと感情まかせのトレードを繰り返してしまいがちになります。

ハイレバレッジは、ゼロカットシステムと併用すべき

 

ハイレバレッジは使い方次第

ハイレバのトレードは、短期で大きく稼げる可能性がある反面、レートが逆行すれば一気に大きなマイナスを喰らうことになる危険なもの。

 

切れ味の良い包丁は、包丁の正しい使い方を身につけている料理人にとってはすごく便利な道具となります。

その反面、包丁の正しい使い方を身につけていない素人にとっては、簡単に指を深く切ってしまう危険な道具にもなってしまうのです。

 

ハイレバレッジも同じこと。

うまく使いこなせるトレーダーにとっては、取引の自由度を高める無限の可能性を秘めたすばらしいものになります。

 

一方、「短期で簡単に大儲け」というような浅はかな考えをもったトレーダーにとっては「危険」なものになる可能性が高くなります。

少額入金とゼロカットシステムでリスクを抑える

海外FXというと、どうしても「ハイレバレッジ」 というイメージが先行してしまいがちです。

でも、地味ではありますが、じつは「ゼロカットシステム」のほうが、トレーダー(特に初心者)にとってありがたいものだとわたしは感じています。

XMTrading ゼロカットシステム

引用元:XMTrading 公式サイト

 

ただ、せっかく海外FX業者を利用するのであれば、じぶんのトレードスキルによっては、ハイレバレッジを上手に活用するという選択肢も考慮に入れたいところ。

 

その際にも心強いのがゼロカットシステム。

最悪でも借金することはない(マイナス残高に対する追証がない)ということは精神的にすごく楽です。
国内FX業者は、たしかに信託保全が義務付けられていて安心感がありますが、相場の急激な変動で取引残高がマイナスになれば、保全されるお金はゼロで借金だけが残るわけですから(レバレッジをいくら規制したところでこの問題は解決しません)。

 

先述したとおり、ハイレバレッジなら同じロットでもレバレッジ最大25倍のトレーダーよりも少ない資金で取引が可能。

 

なので、「いきなり大金を入金するのではなく、適度な余裕を持たせた証拠金だけ入金して最悪のシナリオ(相場の急激な変動)でもマイナス残高だけは避ける」というスタイルでもいいかと思います(有効証拠金が減ってきたら、その都度ある程度のお金を追加入金)。

 

いくらゼロカットシステムでも、口座にある分のお金はすべて吹っ飛んでしまいますから...

あと、過度に余計なお金が口座に入ってないということは、ポジポジ病の予防にもなりますね。

まとめ(投資は自己責任で)

 

「海外FX=ハイレバレッジ =危険」というのは、誤解をまねく表現です。

海外FXそのものが「ハイレバレッジ だから危険」というわけではありません。

「(無謀な)ハイレバレッジ のトレード」が危険なのです。

 

「海外FX業者を利用してハイレバレッジとゼロカットシステムでトレードすれば短期間で大儲けできる」という安易な考えは持たないようにしましょう。

このような考えも非常に危険ですから。

相場はきまぐれです。

 

安易な思惑(期待)でトレードしていると、現実とのギャップでストレスがたまってくるかもしれません。

思い通りに資金が増えなくて(むしろどんどん減って)感情が乱れて、無謀(無駄)なトレードを重ねて資金を失ってトレードできなくなる、なんてことのないように気をつけたいものです。

資金管理あってのトレードですからね。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

🍎 XMTradingってどうなの? →  公式サイト(オフィシャル最新情報)

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