あなたの資金は大丈夫!?海外FXの【資産保護】事情

 

FX業者が破綻したら預けたお金はどうなるの?

 

スイスフランショック の際、大手FX業者のアルパリ(UK)が破綻しました。

スイスフランショックとは、2015年1月15日スイス国立銀行が、対ユーロの下限としていた1ユーロ1.20スイスフランというレート設定をいきなり撤廃したことでスイスフランが急騰し、それによって為替市場に生じた大混乱のことです。
ゼロカットシステムとは、相場の急激な変動などで強制ロスカットが間に合わず、証拠金がゼロを通り越してマイナスになった場合に、マイナス分は業者が負担して顧客の口座残高はゼロにリセットするシステムのことです。
海外業者では一般的な顧客保護システムですが、国内業者にはこのようなシステムはありません。スイスフランショック の時は、国内業者を利用していたトレーダーが膨大な額のマイナス(実質的な借金)を抱えることとなり訴訟問題にまで発展したケースもあるようです。

 

もし自分が利用しているFX業者が破綻したら、と考えると預けたお金のことが心配になりますよね。

銀行だったら1,000万円とその利息等は保護されていますが(ペイオフ)、FXの場合はどうなっているのでしょうか?

 

顧客の資金を守るしくみ

 

国内FX業者の場合

 

日本では、2010年2月から信託保全が義務化されています。

信託保全とは、FX業者が顧客から預かったお金(証拠金)を会社名義ではなく、別の名義で信託銀行などの金融機関に預けて自社の資金とは別に保管しておくことです。
これによって、会社が勝手に顧客のお金を流用したりはできなくなりますし、仮に会社が破綻した場合でも顧客の資金は守られることになります。

 

日本国内で営業しているFX業者は、信託保全が義務付けられているため<基本的には>安心ですが、金融庁による顧客保護のための規制が厳しい分、営業の自由度も限定されたものになります(その典型例がレバレッジ規制です)。

 

ただ、信託保全が義務付けられているというだけではたした100%安心・安全といえるかは疑問です。

決まりごとだけあっても、きちんと守らなければ意味ないですからね。

日本のFX業者(証券会社)って信頼性あるし、安心じゃないの?って思われている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、残念ながらそうでもないようです。

 

実際、イニシア・スター証券という会社は、あろうことか顧客のお金を流用していました。

この証券会社は行政処分を受け、その後破産開始手続きを行なっています(信託保全されていなかった顧客のお金の運命やいかに・・・?)。

 

法令違反の事実が認められ、行政処分勧告がなされた(↓金融庁のサイトより引用)

 

とうとう行政処分が行われた(↓金融庁のサイトより引用)

国内FX業者のほとんどはきちんと法令遵守していると思いますが、<国内FX業者だから安全>と安易に考えるのは危険といわざるを得ません。

国内FX業者に口座を開設する場合であっても、どういう業者なのかきちんと調べる必要がありますね。

 

海外FX業者の場合

 

海外の金融ライセンスは、ほどんどが分別管理を義務付けるにとどまるものとなっています。

分別管理とは、業者が自社の資金と顧客から預かっている資金とを分けて、それぞれ異なる銀行口座で管理することです。

 

口座名義は同じ業者となりますので、流用などの危険性があります。

もっとも、顧客保護のさらなる強化を図ろうとする優良な海外FX業者は、独自の保証システムを導入しています。

たとえば、【HotForex(ホットフォレックス )】では、分割管理のほかに追加の顧客保護として民事保証保険に加入しています。

この保険は、エラーや過失、詐欺などによる金銭的損失につながるさまざまなリスクをカバーするもので、業界屈指の手厚い補償を受けられるものです。

HotForex(ホットフォレックス )は顧客の資金管理を最優先事項としているみたいで、公式サイト<資金のセキュリティー>というページで保険証書を表示できるようにしてあります。

 

信託保全義務とゼロカットシステム

 

日本の金融ライセンスで海外FX業者はメリットを失う

 

海外FX業者が日本でライセンスを取ってしまうと海外FX業者の魅力であるハイレバレッジに規制がかかってしまいます。

また、日本では顧客の損失補填は金融商品取引法で禁止されています。

したがって、冒頭でお話ししたようなマイナス残高による実質的な借金状態が生じても国内業者の場合は損失補填してくれません(契約約款にマイナス分は顧客側が業者に支払うという意味内容のことが記載されています)。

というわけで、国内業者を利用する場合、ゼロカットシステム によって保護されることもなくなってしまいます。

日本の金融ライセンスを取得することによって、顧客により自由度の高いトレードを提供できない(レバレッジの制限を受ける)上に、手厚い顧客保護システムも提供できなくなるわけです。

海外業者が、自分たちのセールスポイントを失うようなライセンスをわざわざ取得しない理由のひとつがこの点にあるといえます。

 

レバレッジ規制&信託保全義務なら安全・安心??

 

たしかに、FX業者が破綻した場合でも信託保全で預けたお金の全額が保証されるのは安全(安心)ですよね。

でも、スイスフランショックのような相場の急激な変動で口座残高が一気にマイナスになり、ものすごい額の追証が発生した場合、日本のライセンスで営業している国内業者は顧客にマイナス分をしっかり請求してきます(ゼロカットシステム を採用していません)。

顧客は実質的に借金(債務)をかかえることになります。

 

いくらレバレッジを規制したところで、<〇〇ショック>といわれるような相場の大混乱が生じれば一瞬のうちに損失が大きく膨らむことも十分考えられます。

レバレッジを最大25倍に規制していれば大丈夫でしょうか?

法改正して10倍まで切り下げれば安心でしょうか?

5倍だったら安全でしょうか?

レバレッジ自体を禁止すれば・・・FXやる意味がほぼなくなりますね。

 

スイスフランショック 級の突発事故なんてさすがにもう起きないだろう、と思いますか?

歴史は繰り返しますからね・・・。

残念ながら、規制によって構築できる安全な取引環境には限界があります。

 

資金あっての信託保全/資金を守るのがゼロカットシステム 

 

考えてみてください。

仮に、相場の大混乱でFX業者が破綻した場合、いくら信託保全で預けたお金が全額保証されるとしても自分の口座残高がマイナスになっていたのでは、そもそも保全してもらえるお金は1円も残っていないことになります。

 

この場合、信託保全なんて意味ないですよね。

残るのは【追証】という<借金(債務)>だけです。

繰り返しになりますが、このマイナス分はしっかり請求されます(業者のロスカットが間に合わなかったのが原因だとしても)。

 

優良な海外FX業者は顧客保護を第一に考えてゼロカットシステムを採用しています。

マイナス分はFX業者が負担してくれます。

追証で借金(債務)を背負うなんてことはありません。

レバレッジをかけたトレードをしていても、この点に関しては安心できます(預けたお金をすべて失うリスクはありますが)。

口座残高がゼロにリセットされるだけで、もう一度入金すればまた何事もなかったかのようにトレードを再開できるのです。

 

レバレッジをかけた運用を考えている方は、信託保全が義務づけられているか?という点だけでなく、今後もやってくるであろう相場の大混乱に備えて、ゼロカットシステムを採用しているか?という点も口座選びの基準としてみるのもいいかもしれません(ただ、ゼロカットシステムがあろうとなかろうとリスクを伴うことに変わりはありません。いずれにせよ、資金管理は徹底する必要があります)。

 

海外FX業者は本当に危険なのか?

 

先ほども触れましたが、海外FX業者は通常日本の金融ライセンスを取得していません。

もっとも、日本の金融ライセンスを取得していないということは、「日本で営業活動ができない」ということにすぎません。

当たり前ですが、いくら顧客を大事にする優良業者であっても日本の金融ライセンスがなければ、日本においては「無登録の業者」にあたりますので『営業活動』することはできません。

 

世界にはいろいろな国の金融ライセンスがあります。

一般的に優良な海外FX業者は最低限、海外の金融ライセンスを取得しています(場合によっては複数)。

金融ライセンスすら取得していない業者は問題外なのでやめておいたほうがいいでしょう。

 

ちなみに、XMは公式サイトで顧客の資産保全についてこのように発表しています。

 

万が一業者が破綻しても、分割管理されている顧客の資金が債権者への支払いに充当されることはない旨記載されています。

 

最後にひとこと

 

顧客の資産保護について金融ライセンスの厳しさからすれば、信託保全を義務付けられている国内FX業者のほうが基本的には安全性が高いといえます。

業者が破綻した時などは安心ですからね。

 

しかし、先ほどお話ししたとおり、相場の急激な変動で口座残高がマイナスになった場合(非常事態の場合)、【追証】として国内FX業者は情け容赦なく顧客にマイナス分を請求してきます。

 

一方、海外の金融ライセンスを取得しているFX業者の場合、分別管理が基本なので顧客の資金保護に関しての基準は厳しくありません。

したがって、それ以上の顧客保護に関しては個別の業者に委ねられることになります(この点はリスクです)。

海外業者で口座開設をする際は、ボーナスだとかハイレバレッジ だとかいった点に目を奪われることなく、顧客の資産保護について業者がどのような姿勢なのかを必ずチェックする必要があります。

 

信託保全の義務付けで業界全般の安全レベルが高い国内FX業者。

ハイレバレッジで顧客に自由なトレードを提供するとともに、ゼロカットシステムで非常事態のときでも追証なしで顧客の損失を補填してくれる(優良)海外FX業者(海外業者は悪質なところもあるので注意が必要です)。

どちらがいいかは人それぞれですし、やろうと思えば使い分けも可能です。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

<ゼロカットシステム 採用の海外FX業者>

🍎 XM公式サイト

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